Stablecoinの 無担保型通貨 は実現するには?

Stablecoin

以前の記事でStablecoinを扱いましたが、今回その中でも「無担保型」についてもう少し掘り下げようと思います。

前回のおさらいですが、無担保型は経済学と暗号学の仕組みだけで動く通貨で、無担保で動く事を目指しています。
ようは担保がないんですね。
現在の中央銀行が近いようなんですが、こちら実現難しいと言われています。担保なくてできるのか?っていう。
ただ、中央銀行が実際に担保無しでお金発行できているのでできないことはないんじゃないかなと。

そこで 無担保型 を目指しているプロジェクトを調べ、自分なりの考察をまとめてみようと思います。

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無担保型を実現しようとしているプロジェクト

Basis

ブロックチェーン上にスマートコントラクトとして記述されたプログラムが
トークンの供給量を調整することによって
価格を一定に保つ(任意の資産/資産バスケットにペッグする)ように
設計されています(当初はUSDにペッグされます)。

価格が上昇している場合、供給を増やすことで、Basisの価格を引き下げます

Basisの需要が高まり価格が上昇している場合(価格が1ドル以上の場合)、ブロックチェーンは新しいBasisを生成して配布します。供給を増やすことで、Basisの価格を引き下げます。新規に作成されたBasisは、BondトークンとShareトークン(後述)の保有者にプロトコルで決められた優先順位で与えられます。これは、後で詳しく説明する2つの別々のクラスのトークンです。

価格が下落している場合、供給を減らすことで、Basisの価格を引き上げます

Basisの需要が減少し価格が下落している場合(価格が1ドル未満の場合)、ブロックチェーンはBondトークンを生成して公開オークションで販売することでBasisの流通量を減少させ、価格を上昇させます。

Basisの概要は以下ページがよくまとまってます。

3トークンエコノミー

– Basis tokens (コアとなるトークン)

価値の交換に使用されることを目的としている。指定したPegするもの(最初はUSDと。将来的にはCPI(消費者物価指数)等USD以外へ)となるべく同じ価値になるように設計されている。
ペッグを維持するために供給量が調整される。

– Bond tokens (債権となるトークン)

Basisの供給を縮小する必要があるときにブロックチェーンによってオークションにかけられ、Basis供給量の調整を行うためのトークン。
何にもペッグされない
以下の条件が成立する将来のある時点に1Basisと交換できる。

1. ブロックチェーンがBasisを生成して配布している、つまりBasis供給の拡大期
2. 発行5年未満で、満期が未到来
3. それ以前に生成されたすべてのトークンが償還済みまたは期限切れとなっている

BondトークンはBasisが1ドル未満の場合に発行されるので、その購入価格は必ず1Basis以下となりますが、いずれBasisの価格が上昇したときに1Basisで償還されます。これは投機家がBondトークンを購入するインセンティブとなります。

– Share tokens (株式となるトークン)

Bondトークン償還後に余ったBasisを分配するためのトークン。
総供給量は固定。
何にもペッグされていない。
その価値は配当(新規に発行されたBasisを受け取る権利)に由来する。
Basisへの需要が高まり、ブロックチェーンが需要に対応するための新しいBasisを生成すると、Share所有者はすべてのBondトークンが償還されている場合に限り、新しく作成されたBasisを受け取ることができます。

Carbon

USDと密接に関係したトラストレスなStablecoinとのこと。
U.S. Consumer Price Index (CPI) を基準に価格を操作するようです。
ページ見る限りではConsensysが入ってますね。これはプラス。

2トークンエコノミー

以下2つを使って価格を調整するようです。

1. CUSD

USドルとpegするトークン

2. Carbon Credit

CUSDが1$を下回った時に、CUSDのために売られたりする。

Github

まだないようです。
他のStablecoinに比べて活動があまり見えない・・・?と思いました。

無担保だとおもってたけど担保とってるじゃんStablecoin

どのサイトか忘れましたが無担保ととして紹介されたStablecoinもついでなので少しだけ調べました。

Fragments

公平でフェアなstablecoinを作ることを目標にしているようです。
最初はUSDとリンクさせて価格を調整するようです。

– ERC 20
– 監査可能な担保
– 監査可能な供給量
– インフレ時は通貨が分割

のような特徴があります。

価値が増大した場合は、トークンを増やす(価格をあげるのではない)
価値が減少した場合は、トークンを減らす(価格をさげるのではない)

の仕組みがあります。

3つのトークン

Fragmentsは3つのトークン(ページではAssetとして紹介されている)があります。

1. USD Fragments

1USDに価格を近づけるように供給されるトークンです。
需要が増加すると、プラットフォームは既存の所有者に比例してトークンを配布することで価格を安定させます。

2. USD Fragment Bonds

USD Fragmentsをサポートするようなトークンです。
このトークンは価格を操作することを目的としたものではなく、主に収縮を促すために「Reserve Collateral Asset」によって使用されます。
各債券(Bond)は、現在の供給元からトークンを削除されることと引き換えに、将来のUSDフラグメントを保有者に提供します。

3. Reserve Collateral Asset

ETHをダイナミックバッファに保持して、プログラムでトークンを購入し、収縮が必要な場合はUS Fragment Bondsと引き換えにそれらを全体の供給から取り除きます。

上記3つのトークンを使い、価格を安定化させようと試みています。

のページがよく説明されていてわかりやすいです。

担保には以下のようなものも使えるようです。

– Ether
– Maker (DAI)
– Diversified ERC20 Holdings
– Tether or TrueCoin
– Fiat

KOWALA

miningトークンとUSDペグされたstableトークンの2本立て。
こちらもUSDペグですね。

githubなどここにきて急激にcommitされているようです。

まとめ

担保ない場合に何に信用をおくか?が問題になってくるときに、数式や仕組みに信頼がおけるのが一番透明性があって良いと個人的には思います。
通貨はあくまで物やサービスを交換するのに便利である道具であり、価値保存が目的ではなくてあくまで「交換する道具」という目的の通貨が流通する世の中が来るとみんなが豊かになるんじゃないですかね。
* 通貨を投資目的でしか使っていない人からすると何いってんだか、という話ですが、、、

ただ、現状USDペグ、USD担保が多いですがこの辺り世界で一番流通している通貨から価値を横流ししないとさすがに使えないということでしょうか。

それぞれの通貨がそれぞれの経済圏で価値を発揮して各国の通貨に依存しない世の中を一度見て見たいと思いつつ、もう少し経済学と数学勉強しようと思いました汗

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